有機農業❷ ヨーロッパとアメリカにおける有機農業拡大の背景と日本の緑の食料システム戦略

なぜヨーロッパではオーガニック農地がここまで広がり、日本ではまだ0.6%程度にとどまっているのでしょうか。その違いを知ることは、日本の有機農業がこれから進む方向を考えるヒントになります。この講義では、自然農法国際研究開発センターやイオングループでのオーガニック調達など、長年有機農業の現場に携わってきた講師が、ヨーロッパとアメリカで有機農業が拡大してきた歴史的背景を69分で解説します。 ヨーロッパでは、化学肥料や農薬による地下水汚染が深刻化したことをきっかけに、1992年のEU共通農業政策で環境保全型農業への直接支払い制度が始まり、有機農業の作付面積が急拡大した経緯を紹介します。一方アメリカでは、1970年代のマクガバンレポートを契機に予防医学の観点から食と健康の関係が注目され、オーガニックスーパーの登場とともに市場が広がっていった経緯をたどります。欧米で有機農業が広がった理由を、統計データとともに説明できるようになります。 さらに、国連のSDGsやEUのファームトゥーフォーク戦略(2030年までに有機農地を25%に拡大)、そして日本の「みどりの食料システム戦略」(2050年までに有機農地25%を目指す)を取り上げ、世界の有機農業政策の潮流の中で日本がどこに位置しているのかを整理します。 有機農産物の生産・販売に関わる生産者や、オーガニック市場でのビジネス展開を検討する事業者、農業政策に関心がある就農希望者に向いています。

最後更新: 2026/10/05

有機農業流通

本影片收錄於「流通戦略から海外事例まで、有機農業の応用を学ぶ全3回」(共 3 部)

價格

課程費用
(含稅)¥3,500
  • 69 分鐘

なぜヨーロッパではオーガニック農地がここまで広がり、日本ではまだ0.6%程度にとどまっているのでしょうか。その違いを知ることは、日本の有機農業がこれから進む方向を考えるヒントになります。この講義では、自然農法国際研究開発センターやイオングループでのオーガニック調達など、長年有機農業の現場に携わってきた講師が、ヨーロッパとアメリカで有機農業が拡大してきた歴史的背景を69分で解説します。 ヨーロッパでは、化学肥料や農薬による地下水汚染が深刻化したことをきっかけに、1992年のEU共通農業政策で環境保全型農業への直接支払い制度が始まり、有機農業の作付面積が急拡大した経緯を紹介します。一方アメリカでは、1970年代のマクガバンレポートを契機に予防医学の観点から食と健康の関係が注目され、オーガニックスーパーの登場とともに市場が広がっていった経緯をたどります。欧米で有機農業が広がった理由を、統計データとともに説明できるようになります。 さらに、国連のSDGsやEUのファームトゥーフォーク戦略(2030年までに有機農地を25%に拡大)、そして日本の「みどりの食料システム戦略」(2050年までに有機農地25%を目指す)を取り上げ、世界の有機農業政策の潮流の中で日本がどこに位置しているのかを整理します。 有機農産物の生産・販売に関わる生産者や、オーガニック市場でのビジネス展開を検討する事業者、農業政策に関心がある就農希望者に向いています。

  1. 00:00講師自己紹介・経歴紹介
  2. 05:59世界の農業が抱える問題(生産過剰と環境汚染)
  3. 09:06化学肥料による野菜の品質・栄養価の低下
  4. 10:56硝酸態窒素の健康リスクと国内外の基準比較
  5. 14:21世界の有機食品市場・栽培面積の急成長データ
  6. 16:32EU共通農業政策と地下水汚染がオーガニック推進の起点に
  7. 28:53アメリカでオーガニックが広がった背景(マクガバンレポート)
  8. 45:40SDGsと有機農業の位置づけ
  9. 49:15EUのファームトゥーフォーク戦略と2030年25%目標
  10. 55:09日本のみどりの食料戦略と2050年25%目標
  • 欧州で有機農業が拡大した背景(地下水汚染とEU共通農業政策)を説明できる
  • アメリカでオーガニックが普及した経緯(マクガバンレポートと予防医学)を理解できる
  • 化学肥料・農薬が土壌や作物の栄養価に与える影響を具体的データで説明できる
  • SDGsやファームトゥーフォーク戦略と有機農業政策のつながりを把握できる
  • 日本のみどりの食料システム戦略(2050年有機農地25%目標)の位置づけを理解できる
  • 有機農産物の生産・販売に関わる生産者
  • オーガニック市場でのビジネス展開を検討する事業者
  • 農業政策や食料戦略に関心がある就農希望者
  • 海外の有機農業事情を学びたい農業関係者

「農と食」を学び、人と社会の未来を考える学校 茨城県水戸市にある鯉淵学園は、「農」と「食」を専門的に学ぶことができる学校です。1946年の開校以来、長い歴史の中で多くの人材を育て、日本の農業や食に関わる分野を支えてきました。現在も、これまで培ってきた伝統を大切にしながら、変化する社会に対応した教育に取り組んでいます。 「農と食」を通して、人としての生き方を考える 鯉淵学園の大きな特徴は、農業や栄養、食品などの専門知識や技術だけを学ぶのではなく、「人としてどう生きるか」「学んだことを社会のためにどう生かすか」というところまで考える学びを大切にしていることです。 私たちの暮らしに欠かすことのできない「食」は、農業と深くつながっています。米や野菜、果物、畜産物など、毎日の食卓に並ぶものは、自然の中で生産され、多くの人の手を経て私たちのもとへ届きます。 その過程には、生産する人、加工する人、流通に携わる人、調理する人、そして食べる人がいます。つまり「食」を考えることは、「農」や「自然」、さらには「人」や「地域」、「社会」を考えることでもあります。 「農」と「食」のつながりを学ぶ 鯉淵学園では、こうした「農と食」のつながりを大切にしながら、専門的な知識と技術を身につけていきます。 実習などを通して実際にものに触れ、自分の手を動かして学ぶことで、教科書だけでは得られない経験を積むことができます。 農業では作物を育てる過程を知り、食品や栄養について学ぶ中では、食の安全や健康について考える。実際の現場を意識した学びだからこそ、知識が生きた力へと変わっていきます。 「HOW」だけでなく「WHY」を考える 鯉淵学園が大切にしているのが、「HOW」だけではなく「WHY」を考えることです。 「どうやって作物を育てるのか」「どうやって食品をつくるのか」という方法を学ぶことはもちろん大切です。しかし、それだけでは十分ではありません。 「なぜそれをするのか」「誰のためにするのか」「それによってどんな社会をつくりたいのか」と考えることで、学んだ知識や技術の意味が見えてきます。 社会の課題に向き合う力を育てる 農業や食を取り巻く環境は、今、大きく変化しています。 農業の担い手不足や高齢化、食料問題、環境問題、健康への関心の高まりなど、私たちの身近なところにもさまざまな課題があります。 これからの「農と食」を支えていくためには、専門的な技術を持つだけでなく、社会の変化を広い視野で捉え、自分で考え、周囲の人と協力しながら行動する力が必要です。 鯉淵学園では、専門教育を通じて、そうした力を育てることを目指しています。 専門知識だけでなく、人間として成長する 農業や食品、栄養などの知識・技術に加え、人との関わりや歴史、文化、社会についても考えることで、専門家として、そして一人の人間として成長していくことを大切にしています。 「農業を仕事にしたい」「食に関わる仕事がしたい」という人だけが学ぶ場所ではありません。 自然や食に興味がある人、自分の手で何かをつくることが好きな人、地域や社会に貢献したい人、これからの食や農について考えてみたい人にとっても、さまざまな可能性を見つけられる場所です。 長い歴史の中で受け継がれてきた知識や技術と、新しい時代に必要な考え方。 その両方を大切にしながら、鯉淵学園は「農と食」の未来を支える人材を育てています。 「農と食」から未来の社会を考える 食べることは、生きること。そして、その食を支えているのが農です。 農と食を学ぶことは、私たち自身の暮らしと、これからの社会について考えることでもあります。 鯉淵学園は、「農と食」を入り口に、一人ひとりが自分の未来を考え、学んだことを社会につなげていくための学びの場です

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