フードシステム➎ 食生活の変化と畜産物輸入構造から考える食料自給率と地産地消

日本の食料自給率が38%まで下がった理由と聞くと、農業生産の弱さを思い浮かべがちですが、実は食生活そのものの変化が大きく関わっています。この講義では、その切り口から自給率の構造を42分で解説します。 終戦直後は米が主なエネルギー源でしたが、油脂類や畜産物の消費が増え、米の消費量は当時の4分の1以下にまで減少しました。牛肉・豚肉・鶏肉それぞれの国内生産と輸入の推移を比較し、飼育期間の違いや企業的な養鶏の仕組みから、なぜ鶏肉だけが国内生産を伸ばしているのかを理解できます。 あわせて、畜産物1キロを生産するのに必要な飼料量(牛肉11キロ、豚肉7キロ、鶏肉4キロ)をもとに、飼料自給率が食料自給率全体に与える影響を扱います。飼料米やホールクロップサイレージ(WCS)、農産物の残渣を活用した国産飼料の取り組み事例も知ることができます。 最後に、地産地消という言葉の本来の意味である、自分の足で持ち帰れる距離の食材を食べることを振り返り、消費者が生産・流通の背景を理解することの重要性を考えます。 消費者向けに農産物の意義を伝えたい農業関係者、畜産物の流通構造を体系的に学びたい新規就農者、地産地消の取り組みを検討している自治体・農業団体関係者、食料自給率や食生活の変化に関心がある一般学習者に向いています。

最後更新: 2026/10/05

流通畜産米

本影片收錄於「自給率のデータから食品ロスの課題まで、フードシステムを学ぶ全5回」(共 5 部)

價格

課程費用
(含稅)¥3,500
  • 42 分鐘

日本の食料自給率が38%まで下がった理由と聞くと、農業生産の弱さを思い浮かべがちですが、実は食生活そのものの変化が大きく関わっています。この講義では、その切り口から自給率の構造を42分で解説します。 終戦直後は米が主なエネルギー源でしたが、油脂類や畜産物の消費が増え、米の消費量は当時の4分の1以下にまで減少しました。牛肉・豚肉・鶏肉それぞれの国内生産と輸入の推移を比較し、飼育期間の違いや企業的な養鶏の仕組みから、なぜ鶏肉だけが国内生産を伸ばしているのかを理解できます。 あわせて、畜産物1キロを生産するのに必要な飼料量(牛肉11キロ、豚肉7キロ、鶏肉4キロ)をもとに、飼料自給率が食料自給率全体に与える影響を扱います。飼料米やホールクロップサイレージ(WCS)、農産物の残渣を活用した国産飼料の取り組み事例も知ることができます。 最後に、地産地消という言葉の本来の意味である、自分の足で持ち帰れる距離の食材を食べることを振り返り、消費者が生産・流通の背景を理解することの重要性を考えます。 消費者向けに農産物の意義を伝えたい農業関係者、畜産物の流通構造を体系的に学びたい新規就農者、地産地消の取り組みを検討している自治体・農業団体関係者、食料自給率や食生活の変化に関心がある一般学習者に向いています。

  1. 00:00自給率低下の背景と食生活の変化
  2. 07:07牛乳・乳製品消費の増加と輸入の実態
  3. 10:32肉類消費の伸びとBSEの影響
  4. 16:02牛肉の生産構造と輸入依存
  5. 18:11豚肉の生産構造と輸入依存
  6. 19:50鶏肉の国内生産が伸びている理由
  7. 24:21飼料効率と食料自給率への影響
  8. 28:22国産飼料の取り組み(飼料米・WCS・残渣活用)
  9. 34:44地産地消の本来の意味と実践
  • 日本の食料自給率が下がった本当の理由(食生活の変化)を説明できるようになります
  • 牛肉・豚肉・鶏肉の生産構造の違いと輸入依存の実態を理解できます
  • 畜産物の飼料効率(トウモロコシ換算)と自給率への影響を説明できます
  • 国産飼料(飼料米・WCS・農産物残渣)の活用事例を知ることができます
  • 地産地消の本来の意味を理解し、消費者としての行動を考えられます
  • 消費者向けに農産物の意義を伝えたい農業関係者
  • 畜産物の流通構造を体系的に学びたい新規就農者
  • 地産地消の取り組みを検討している自治体・農業団体関係者
  • 食料自給率や食生活の変化に関心がある一般学習者

「農と食」を学び、人と社会の未来を考える学校 茨城県水戸市にある鯉淵学園は、「農」と「食」を専門的に学ぶことができる学校です。1946年の開校以来、長い歴史の中で多くの人材を育て、日本の農業や食に関わる分野を支えてきました。現在も、これまで培ってきた伝統を大切にしながら、変化する社会に対応した教育に取り組んでいます。 「農と食」を通して、人としての生き方を考える 鯉淵学園の大きな特徴は、農業や栄養、食品などの専門知識や技術だけを学ぶのではなく、「人としてどう生きるか」「学んだことを社会のためにどう生かすか」というところまで考える学びを大切にしていることです。 私たちの暮らしに欠かすことのできない「食」は、農業と深くつながっています。米や野菜、果物、畜産物など、毎日の食卓に並ぶものは、自然の中で生産され、多くの人の手を経て私たちのもとへ届きます。 その過程には、生産する人、加工する人、流通に携わる人、調理する人、そして食べる人がいます。つまり「食」を考えることは、「農」や「自然」、さらには「人」や「地域」、「社会」を考えることでもあります。 「農」と「食」のつながりを学ぶ 鯉淵学園では、こうした「農と食」のつながりを大切にしながら、専門的な知識と技術を身につけていきます。 実習などを通して実際にものに触れ、自分の手を動かして学ぶことで、教科書だけでは得られない経験を積むことができます。 農業では作物を育てる過程を知り、食品や栄養について学ぶ中では、食の安全や健康について考える。実際の現場を意識した学びだからこそ、知識が生きた力へと変わっていきます。 「HOW」だけでなく「WHY」を考える 鯉淵学園が大切にしているのが、「HOW」だけではなく「WHY」を考えることです。 「どうやって作物を育てるのか」「どうやって食品をつくるのか」という方法を学ぶことはもちろん大切です。しかし、それだけでは十分ではありません。 「なぜそれをするのか」「誰のためにするのか」「それによってどんな社会をつくりたいのか」と考えることで、学んだ知識や技術の意味が見えてきます。 社会の課題に向き合う力を育てる 農業や食を取り巻く環境は、今、大きく変化しています。 農業の担い手不足や高齢化、食料問題、環境問題、健康への関心の高まりなど、私たちの身近なところにもさまざまな課題があります。 これからの「農と食」を支えていくためには、専門的な技術を持つだけでなく、社会の変化を広い視野で捉え、自分で考え、周囲の人と協力しながら行動する力が必要です。 鯉淵学園では、専門教育を通じて、そうした力を育てることを目指しています。 専門知識だけでなく、人間として成長する 農業や食品、栄養などの知識・技術に加え、人との関わりや歴史、文化、社会についても考えることで、専門家として、そして一人の人間として成長していくことを大切にしています。 「農業を仕事にしたい」「食に関わる仕事がしたい」という人だけが学ぶ場所ではありません。 自然や食に興味がある人、自分の手で何かをつくることが好きな人、地域や社会に貢献したい人、これからの食や農について考えてみたい人にとっても、さまざまな可能性を見つけられる場所です。 長い歴史の中で受け継がれてきた知識や技術と、新しい時代に必要な考え方。 その両方を大切にしながら、鯉淵学園は「農と食」の未来を支える人材を育てています。 「農と食」から未来の社会を考える 食べることは、生きること。そして、その食を支えているのが農です。 農と食を学ぶことは、私たち自身の暮らしと、これからの社会について考えることでもあります。 鯉淵学園は、「農と食」を入り口に、一人ひとりが自分の未来を考え、学んだことを社会につなげていくための学びの場です

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