キノコノゴエンのストーリー

キノコノゴエンについて
キノコノゴエンの河野と申します。
茨城県ひたちなか市で、有機の栄養源を使った菌床で、2品種の椎茸を中心に、黒きくらげ・白きくらげを育てています。
今年でキノコ農家になって3年目になりました。

キノコ農園を始めたきっかけ
農業を始めたきっかけは、サッカーを学ぶためにドイツへ留学したことでした。ドイツは、オーガニックやビーガンの食文化が暮らしの中にごく自然に根づいた国です。
街を歩けば自然食の専門店がいくつもあって、スーパーにも当たり前のようにその棚がある。日本から来た自分にとって、その食への関心の高さはちょっとした驚きで、食べることはこんなにも真剣で、豊かなものなんだと思いました。

「キノコノゴエン」に込めた想い
日本に帰ってきてからもその経験がずっと心に残っていて、自然と「食」について考えるようになりました。
そして、いろいろと知っていくうちに、「ものを作る人=生産者って、かっこいいな」という思いが、少しずつ胸の中で大きくなっていきました。
誰かの毎日の食卓を、根っこのところで支えている。そういう仕事に、強く惹かれました。
ちょうど知り合いにキノコ農家がいたことも後押しになって、思い切ってこの世界に飛び込みました。
農園の名前「キノコノゴエン」には、"キノコを通じて、素敵なご縁が次々に生まれますように"という願いを込めました。
育てたキノコを食べてくれる人、農園に会いに来てくれる人、一緒に働く仲間。
キノコが結んでくれる一つひとつの出会いを、これからも大切にしていきたいと思っています。

育ち方で味も姿も変わる
キノコ農家として、まだ3年目。
分からないこともたくさんありますが、その分、毎日が学びで、発見の連続です。
たとえば椎茸は、寒い時期にゆっくり育つと、かさが開ききる前の肉厚でまるい姿になります(これは「どんこ」と呼ばれ、旨みが濃いんです)。逆に暖かくて一気に育つと、かさの開いた薄めのものになります。
だから私たちは、あえて低めの温度でじっくり時間をかけて育てています。
手をかけたぶん、味の詰まったキノコになってくれる。
菌床からニョキニョキと顔を出してくる姿は、何度見ても飽きなくて、とてもカワイイです。椎茸に加えて、黒きくらげ、そして国内では少し珍しい白きくらげも育てています。
生のきくらげのコリコリとした食感は、乾燥したものしか知らない方にはぜひ一度味わってほしい驚きです。

これからの挑戦
最近は、お米づくりや、収穫までに2~3年かかると言われている原木を使った栽培にも挑戦しはじめました。
やってみたいことは、まだまだ尽きません。
肉厚で大きな、思わず「これがキノコ!?」と驚いてもらえるような、本当に美味しいキノコを届けたい、という思いで日々栽培しています。キノコって、知れば知るほど面白い生きものです。
キノコを通じて、良いご縁が生まれることを、楽しみにしています。
