公益財団法人 鯉淵学園のストーリー

「農と食」を学び、人と社会の未来を考える学校
茨城県水戸市にある鯉淵学園は、「農」と「食」を専門的に学ぶことができる学校です。1946年の開校以来、長い歴史の中で多くの人材を育て、日本の農業や食に関わる分野を支えてきました。現在も、これまで培ってきた伝統を大切にしながら、変化する社会に対応した教育に取り組んでいます。

「農と食」を通して、人としての生き方を考える
鯉淵学園の大きな特徴は、農業や栄養、食品などの専門知識や技術だけを学ぶのではなく、「人としてどう生きるか」「学んだことを社会のためにどう生かすか」というところまで考える学びを大切にしていることです。
私たちの暮らしに欠かすことのできない「食」は、農業と深くつながっています。米や野菜、果物、畜産物など、毎日の食卓に並ぶものは、自然の中で生産され、多くの人の手を経て私たちのもとへ届きます。
その過程には、生産する人、加工する人、流通に携わる人、調理する人、そして食べる人がいます。つまり「食」を考えることは、「農」や「自然」、さらには「人」や「地域」、「社会」を考えることでもあります。

「農」と「食」のつながりを学ぶ
鯉淵学園では、こうした「農と食」のつながりを大切にしながら、専門的な知識と技術を身につけていきます。
実習などを通して実際にものに触れ、自分の手を動かして学ぶことで、教科書だけでは得られない経験を積むことができます。
農業では作物を育てる過程を知り、食品や栄養について学ぶ中では、食の安全や健康について考える。実際の現場を意識した学びだからこそ、知識が生きた力へと変わっていきます。

「HOW」だけでなく「WHY」を考える
鯉淵学園が大切にしているのが、「HOW」だけではなく「WHY」を考えることです。
「どうやって作物を育てるのか」「どうやって食品をつくるのか」という方法を学ぶことはもちろん大切です。しかし、それだけでは十分ではありません。
「なぜそれをするのか」「誰のためにするのか」「それによってどんな社会をつくりたいのか」と考えることで、学んだ知識や技術の意味が見えてきます。

社会の課題に向き合う力を育てる
農業や食を取り巻く環境は、今、大きく変化しています。
農業の担い手不足や高齢化、食料問題、環境問題、健康への関心の高まりなど、私たちの身近なところにもさまざまな課題があります。
これからの「農と食」を支えていくためには、専門的な技術を持つだけでなく、社会の変化を広い視野で捉え、自分で考え、周囲の人と協力しながら行動する力が必要です。
鯉淵学園では、専門教育を通じて、そうした力を育てることを目指しています。
専門知識だけでなく、人間として成長する
農業や食品、栄養などの知識・技術に加え、人との関わりや歴史、文化、社会についても考えることで、専門家として、そして一人の人間として成長していくことを大切にしています。
「農業を仕事にしたい」「食に関わる仕事がしたい」という人だけが学ぶ場所ではありません。
自然や食に興味がある人、自分の手で何かをつくることが好きな人、地域や社会に貢献したい人、これからの食や農について考えてみたい人にとっても、さまざまな可能性を見つけられる場所です。
長い歴史の中で受け継がれてきた知識や技術と、新しい時代に必要な考え方。
その両方を大切にしながら、鯉淵学園は「農と食」の未来を支える人材を育てています。
「農と食」から未来の社会を考える
食べることは、生きること。そして、その食を支えているのが農です。
農と食を学ぶことは、私たち自身の暮らしと、これからの社会について考えることでもあります。
鯉淵学園は、「農と食」を入り口に、一人ひとりが自分の未来を考え、学んだことを社会につなげていくための学びの場です


