歴史的被害から見分け方まで、作物の病気と害虫の基礎を学ぶ全2回
病気や害虫がなぜ発生するのか、歴史的な被害事例や発生要因から、ウイルス・細菌・カビの見分け方、代表的な害虫の基礎知識までを学ぶ2本セットです。
Last updated: 2026/10/05
歴史的被害から見分け方まで、作物の病気と害虫の基礎を学ぶ全2回
病気や害虫がなぜ発生するのか、歴史的な被害事例や発生要因から、ウイルス・細菌・カビの見分け方、代表的な害虫の基礎知識までを学ぶ2本セットです。
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Price
- Course price
- (tax included)¥7,000
- 2 lessons
- 2 hr 35 min
病気や害虫がなぜ発生するのか、歴史的な被害事例や発生要因から、ウイルス・細菌・カビの見分け方、代表的な害虫の基礎知識までを学ぶ2本セットです。
葉に斑点が出た、実が腐った、虫に食われた。畑で起きる「困った」の背景には、実は世界規模の統計や歴史が関わっています。この講義では、作物の病気や害虫がなぜ起こるのかを64分で解説します。 まず世界の農業生産でどれだけの被害が出ているかを統計から確認します。管理下でも病気13%・害虫16%・雑草13%ほどのロスがあり、防除しない場合は合わせて約7割にまで拡大するという規模感を押さえたうえで、天保の大飢饉やアイルランドのジャガイモ疫病による飢饉、スリランカのコーヒーさび病が紅茶文化への転換を招いた例、1993年の日本の米騒動など、歴史的・地理的な被害事例を紹介します。被害の規模を具体的なイメージとしてつかめるようになります。 続いて、なぜ畑では病気や害虫が発生しやすいのかを生態系の観点から解説します。限られた作物だけを育てる畑は単純な生態になりやすく、特定の生き物が大発生しやすいこと、野生植物と比べて防御機構が弱まった農作物自体の性質、商品としての高品質化要求が病害虫への許容度を下げている背景にも触れます。 最後に、作物病害の原因を生物的要因・化学的要因・物理的要因の3つに整理します。特に、水・光・温度・肥料の過不足によって病原体がいなくても病気のように見えてしまう生理障害という考え方を紹介し、病気を疑う前にまず栽培管理を見直す視点を持てるようになります。 これから作物を栽培する新規就農者や、家庭菜園で病気や害虫に悩んでいる人、病害虫対策の基礎理論を学び直したい生産者さん、肥料や農薬の使い方に疑問がある人に向いています。
- 00:00導入:作物につく病気や害虫の症状イメージ
- 02:09世界の農業生産ロス統計(病気13%・害虫16%・雑草13%、無防除で7割減)
- 05:31歴史的な被害事例(天保の大飢饉・アイルランドのジャガイモ飢饉・コーヒーさび病など)
- 19:17なぜ作物は病気や虫にやられるのか:畑という環境の生態的な特殊性
- 33:56野生植物と比べた農作物の性質(充実した可食部・揃った生育・防御機構の弱体化)
- 41:12商品としての農作物:高品質化がもたらす病害虫への厳しい目
- 43:18作物病害の原因は3種類:生物的・化学的・物理的要因
- 46:45化学的要因(肥料・農薬の過不足)と物理的要因(温度・光・水など)
- 51:41生育要素の過不足を示す概念図と生理障害・生理病という考え方
- 61:01まとめ:病気か管理不良かを複合的に見極める視点
「農と食」を学び、人と社会の未来を考える学校 茨城県水戸市にある鯉淵学園は、「農」と「食」を専門的に学ぶことができる学校です。1946年の開校以来、長い歴史の中で多くの人材を育て、日本の農業や食に関わる分野を支えてきました。現在も、これまで培ってきた伝統を大切にしながら、変化する社会に対応した教育に取り組んでいます。 「農と食」を通して、人としての生き方を考える 鯉淵学園の大きな特徴は、農業や栄養、食品などの専門知識や技術だけを学ぶのではなく、「人としてどう生きるか」「学んだことを社会のためにどう生かすか」というところまで考える学びを大切にしていることです。 私たちの暮らしに欠かすことのできない「食」は、農業と深くつながっています。米や野菜、果物、畜産物など、毎日の食卓に並ぶものは、自然の中で生産され、多くの人の手を経て私たちのもとへ届きます。 その過程には、生産する人、加工する人、流通に携わる人、調理する人、そして食べる人がいます。つまり「食」を考えることは、「農」や「自然」、さらには「人」や「地域」、「社会」を考えることでもあります。 「農」と「食」のつながりを学ぶ 鯉淵学園では、こうした「農と食」のつながりを大切にしながら、専門的な知識と技術を身につけていきます。 実習などを通して実際にものに触れ、自分の手を動かして学ぶことで、教科書だけでは得られない経験を積むことができます。 農業では作物を育てる過程を知り、食品や栄養について学ぶ中では、食の安全や健康について考える。実際の現場を意識した学びだからこそ、知識が生きた力へと変わっていきます。 「HOW」だけでなく「WHY」を考える 鯉淵学園が大切にしているのが、「HOW」だけではなく「WHY」を考えることです。 「どうやって作物を育てるのか」「どうやって食品をつくるのか」という方法を学ぶことはもちろん大切です。しかし、それだけでは十分ではありません。 「なぜそれをするのか」「誰のためにするのか」「それによってどんな社会をつくりたいのか」と考えることで、学んだ知識や技術の意味が見えてきます。 社会の課題に向き合う力を育てる 農業や食を取り巻く環境は、今、大きく変化しています。 農業の担い手不足や高齢化、食料問題、環境問題、健康への関心の高まりなど、私たちの身近なところにもさまざまな課題があります。 これからの「農と食」を支えていくためには、専門的な技術を持つだけでなく、社会の変化を広い視野で捉え、自分で考え、周囲の人と協力しながら行動する力が必要です。 鯉淵学園では、専門教育を通じて、そうした力を育てることを目指しています。 専門知識だけでなく、人間として成長する 農業や食品、栄養などの知識・技術に加え、人との関わりや歴史、文化、社会についても考えることで、専門家として、そして一人の人間として成長していくことを大切にしています。 「農業を仕事にしたい」「食に関わる仕事がしたい」という人だけが学ぶ場所ではありません。 自然や食に興味がある人、自分の手で何かをつくることが好きな人、地域や社会に貢献したい人、これからの食や農について考えてみたい人にとっても、さまざまな可能性を見つけられる場所です。 長い歴史の中で受け継がれてきた知識や技術と、新しい時代に必要な考え方。 その両方を大切にしながら、鯉淵学園は「農と食」の未来を支える人材を育てています。 「農と食」から未来の社会を考える 食べることは、生きること。そして、その食を支えているのが農です。 農と食を学ぶことは、私たち自身の暮らしと、これからの社会について考えることでもあります。 鯉淵学園は、「農と食」を入り口に、一人ひとりが自分の未来を考え、学んだことを社会につなげていくための学びの場です
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