有機畜産❷ 有機畜産の実践基準 - 飼料設計・抗生物質管理とアニマルウェルフェア

有機畜産の認証を取りたいと思っても、子畜の出自条件や飼料の原則、抗生物質の使用制限など、具体的な基準がどこまで細かく決まっているのか把握できていない人は多いはずです。この講義では、JASの有機畜産基準を軸に、実際の畜産現場の視点から実践基準を83分で解説します。 子畜の出自条件(母親が出産前6ヶ月以上有機飼養されていることなど)や、人工授精は認められるが受精卵移植・体外受精は認められないといった繁殖技術の線引き、放牧地・畜舎に必要な面積や床の条件を扱い、飼育環境基準を具体的に把握できます。 有機飼料の原則として非有機原料が5%以下であれば許容されること、天然由来のミネラルや魚粉は条件付きで使用できる一方、遺伝子組み換え微生物由来のフィターゼや石油由来のDLメチオニンなど使えない添加物があることを学び、飼料設計に生かせるようになります。 抗生物質を使い続けると薬剤耐性菌が出現するメカニズムや、ヨーロッパで離乳子豚への成長促進目的の使用を禁止した結果を踏まえ、段階的な削減の必要性とプレバイオティクスなど代替技術を理解できます。アニマルウェルフェアの「5つの自由」と牛・豚・鶏それぞれの飼育で配慮すべき点、飼料用米の活用という提案も学べます。 すでに畜産を営んでおり有機JAS認証の取得を検討している生産者、飼料設計や抗生物質の使用管理を体系的に学び直したい畜産関係者、家畜のアニマルウェルフェアに関心があり飼育環境の改善を考えている人、畜産を学ぶ学生や有機農業全般に関心のある新規就農希望者に向いています。

Last updated: 2026/10/05

畜産有機農業

This video is part of アニマルウェルフェアと飼料設計で学ぶ有機畜産入門全2回 (2 videos)

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(tax included)¥3,500
  • 83 min

有機畜産の認証を取りたいと思っても、子畜の出自条件や飼料の原則、抗生物質の使用制限など、具体的な基準がどこまで細かく決まっているのか把握できていない人は多いはずです。この講義では、JASの有機畜産基準を軸に、実際の畜産現場の視点から実践基準を83分で解説します。 子畜の出自条件(母親が出産前6ヶ月以上有機飼養されていることなど)や、人工授精は認められるが受精卵移植・体外受精は認められないといった繁殖技術の線引き、放牧地・畜舎に必要な面積や床の条件を扱い、飼育環境基準を具体的に把握できます。 有機飼料の原則として非有機原料が5%以下であれば許容されること、天然由来のミネラルや魚粉は条件付きで使用できる一方、遺伝子組み換え微生物由来のフィターゼや石油由来のDLメチオニンなど使えない添加物があることを学び、飼料設計に生かせるようになります。 抗生物質を使い続けると薬剤耐性菌が出現するメカニズムや、ヨーロッパで離乳子豚への成長促進目的の使用を禁止した結果を踏まえ、段階的な削減の必要性とプレバイオティクスなど代替技術を理解できます。アニマルウェルフェアの「5つの自由」と牛・豚・鶏それぞれの飼育で配慮すべき点、飼料用米の活用という提案も学べます。 すでに畜産を営んでおり有機JAS認証の取得を検討している生産者、飼料設計や抗生物質の使用管理を体系的に学び直したい畜産関係者、家畜のアニマルウェルフェアに関心があり飼育環境の改善を考えている人、畜産を学ぶ学生や有機農業全般に関心のある新規就農希望者に向いています。

  1. 00:00講義の導入
  2. 00:52有機畜産の3つの生産原則(自然循環機能・医薬品不使用・アニマルウェルフェア)
  3. 03:20対象となる家畜・家禽の種類
  4. 05:05導入する子畜の出自条件
  5. 07:23繁殖技術の可否(人工授精は可、受精卵移植・体外受精は不可)
  6. 13:12放牧・野外飼育場への自由な出入り
  7. 14:44野外飼育場の広さと条件
  8. 16:12畜舎の飼育環境基準(床・清潔さ・衛生管理)
  9. 24:54有機飼料の原則(非有機原料5%以下・自家生産のメリット)
  10. 30:33家畜の栄養素の基礎(エネルギー・タンパク質・ビタミン・ミネラル)
  • JAS有機畜産基準の子畜の出自条件と、繁殖技術の可否(人工授精は可、受精卵移植等は不可)を判断できます
  • 放牧地・野外飼育場・畜舎に求められる広さや床の条件など、有機畜産の飼育環境基準を具体的に把握できます
  • 有機飼料の原則(非有機原料5%以下、化学合成・遺伝子組み換え由来の添加物は不可)を飼料設計に生かせます
  • 抗生物質を制限する理由(薬剤耐性菌の仕組み)と、欧州の離乳子豚の事例から段階的削減の必要性を説明できます
  • アニマルウェルフェアの「5つの自由」と、牛・豚・鶏それぞれの飼育で配慮すべき具体的なポイントを理解できます
  • すでに畜産を営んでおり、有機JAS認証の取得を検討している生産者
  • 飼料設計や抗生物質の使用管理について体系的に学び直したい畜産関係者
  • 家畜のアニマルウェルフェアに関心があり、飼育環境の改善を考えている人
  • 農業系の学校で畜産を学ぶ学生や、有機農業全般に関心のある新規就農希望者

「農と食」を学び、人と社会の未来を考える学校 茨城県水戸市にある鯉淵学園は、「農」と「食」を専門的に学ぶことができる学校です。1946年の開校以来、長い歴史の中で多くの人材を育て、日本の農業や食に関わる分野を支えてきました。現在も、これまで培ってきた伝統を大切にしながら、変化する社会に対応した教育に取り組んでいます。 「農と食」を通して、人としての生き方を考える 鯉淵学園の大きな特徴は、農業や栄養、食品などの専門知識や技術だけを学ぶのではなく、「人としてどう生きるか」「学んだことを社会のためにどう生かすか」というところまで考える学びを大切にしていることです。 私たちの暮らしに欠かすことのできない「食」は、農業と深くつながっています。米や野菜、果物、畜産物など、毎日の食卓に並ぶものは、自然の中で生産され、多くの人の手を経て私たちのもとへ届きます。 その過程には、生産する人、加工する人、流通に携わる人、調理する人、そして食べる人がいます。つまり「食」を考えることは、「農」や「自然」、さらには「人」や「地域」、「社会」を考えることでもあります。 「農」と「食」のつながりを学ぶ 鯉淵学園では、こうした「農と食」のつながりを大切にしながら、専門的な知識と技術を身につけていきます。 実習などを通して実際にものに触れ、自分の手を動かして学ぶことで、教科書だけでは得られない経験を積むことができます。 農業では作物を育てる過程を知り、食品や栄養について学ぶ中では、食の安全や健康について考える。実際の現場を意識した学びだからこそ、知識が生きた力へと変わっていきます。 「HOW」だけでなく「WHY」を考える 鯉淵学園が大切にしているのが、「HOW」だけではなく「WHY」を考えることです。 「どうやって作物を育てるのか」「どうやって食品をつくるのか」という方法を学ぶことはもちろん大切です。しかし、それだけでは十分ではありません。 「なぜそれをするのか」「誰のためにするのか」「それによってどんな社会をつくりたいのか」と考えることで、学んだ知識や技術の意味が見えてきます。 社会の課題に向き合う力を育てる 農業や食を取り巻く環境は、今、大きく変化しています。 農業の担い手不足や高齢化、食料問題、環境問題、健康への関心の高まりなど、私たちの身近なところにもさまざまな課題があります。 これからの「農と食」を支えていくためには、専門的な技術を持つだけでなく、社会の変化を広い視野で捉え、自分で考え、周囲の人と協力しながら行動する力が必要です。 鯉淵学園では、専門教育を通じて、そうした力を育てることを目指しています。 専門知識だけでなく、人間として成長する 農業や食品、栄養などの知識・技術に加え、人との関わりや歴史、文化、社会についても考えることで、専門家として、そして一人の人間として成長していくことを大切にしています。 「農業を仕事にしたい」「食に関わる仕事がしたい」という人だけが学ぶ場所ではありません。 自然や食に興味がある人、自分の手で何かをつくることが好きな人、地域や社会に貢献したい人、これからの食や農について考えてみたい人にとっても、さまざまな可能性を見つけられる場所です。 長い歴史の中で受け継がれてきた知識や技術と、新しい時代に必要な考え方。 その両方を大切にしながら、鯉淵学園は「農と食」の未来を支える人材を育てています。 「農と食」から未来の社会を考える 食べることは、生きること。そして、その食を支えているのが農です。 農と食を学ぶことは、私たち自身の暮らしと、これからの社会について考えることでもあります。 鯉淵学園は、「農と食」を入り口に、一人ひとりが自分の未来を考え、学んだことを社会につなげていくための学びの場です

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